あらすじ
山菱文具で働くルート営業の瀬野航平(28歳)は、同僚のミスを被ってばかりの「極度のお人好し」。
ある日の残業帰り、財布を無くして泣いていた外国人留学生に3000円を貸した航平は、担保として「インクの出ないボロボロの万年筆」を受け取る。
しかし、そのガラクタだと思っていた万年筆が、とんでもない奇跡を引き起こす!
万年筆は取引先の女社長の元で『超高級メロン』に化け、
メロンはインフルエンサーの元で『スイート宿泊券』に化け、
宿泊券は親友の『キャンピングカー』に化け……
気がつけば、雨宿りさせてあげた老紳士から「新宿の一等地にある5億円のビル」を譲り受けることに!?
さらに、空きビルで拾った天才美少女プログラマーに手作りの「塩むすび」を振る舞った結果、世界を揺るがす数十億円規模のAI企業の『共同創業者』にされてしまい——。
氷の女帝、大号泣インフルエンサー、主食がグミの天才プログラマー。
次々と個性豊かな美女たちと莫大な資産が舞い込むが、航平の願いはただ一つ。
「総務部の水澤さんが淹れてくれるお茶を飲んで、平穏に働きたい!」
これは、総資産数十億の権利を持ちながらも、今日も安スーツで満員電車に揺られ、コピー機の紙詰まりを直す「お人好し営業マン」の、クスッと笑えて心温まる現代版・わらしべ長者ストーリー。