あらすじ
世の中って、どうしてこんなに生きづらいんだろう――。
夢ヶ咲女子学園へ入学した立華なのは、
きらきらした部活動へ入り、友達と青春を送ることを夢見ていた。
ところが、生来のドジであらゆる部活に大惨事を起こし、
入部をことごとく断られてしまう。
放課後の行き場を失ったなのが、別棟の資料室で見つけたのは、
活動内容も、目的も、入部条件さえ曖昧な「SK部」。
ゲームを作る双子。
一人で星を追いかける人見知りの先輩。
本の山に埋もれている、怠け者の天才部長。
部室へ顔だけ出し、名前を書いてすぐ帰っていく生徒たち。
なのには、彼女たちがなぜここにいるのか分からない。
それでもゲームに巻き込まれ、星を見上げ、
少しずつ彼女たちの好きなものと、言葉にしない事情を知っていく。
やがてなのは、許可を求めるのではなく、
自分の意思で「私、SK部に入ります」と宣言する。
ようやく見つけた、自分の部活。
けれど、その直後――生徒会長から告げられる。
「SK部は、今月いっぱいで廃部です」
好きなことをして、すぐ帰る。
そんな無駄に見える場所を守るため、
なのは初めて、自分から誰かの居場所を守ろうとする。