あらすじ
伊豆諸島の式鳴島は、過疎化によりやがて無人島化すると危惧されていた。
その島民である闇倉詞音はある出来事がきっかけで未来に絶望し、人前で演奏ができなくなり、人を避けて楽器と戯れる日々を送っていた。
一方、自覚がないまま詞音をそんな境遇に追い込んでしまった同級生、琴浦鋼志郎は島を救う為に島起こしをし続けていたが、悉く失敗していた。
そんなある日、詞音の父である闇倉奏一が商工会を掌握し、新たなる組織で島起こしを遂行しようとする。
だがそれは、子供たちから西洋楽器を奪うことで成立するプランだった。
愛する西洋楽器を奪わせるわけにはいかない。
そう思った二人は、一時結託して奏一より先にこの島を救うことを誓う。
彼ら二人と仲間の企てた計画は、奏一が排除しようとした西洋楽器で島を救うことだった。
演奏会によって十年前に廃止された伊豆鳴祭を観光資源として復活させるべく、彼らは練習を重ねていく。