あらすじ
過酷な環境で心を殺し、理不尽を生き抜いてきた元ブラック企業の社畜――天城理久(リク)。
ある日突然、異世界に「勇者」として召喚された彼の前に立ちはだかったのは、人間の脳を縛りつけ、笑顔のまま国を滅ぼさせる凶悪な侵略記述(洗脳電波)を放つ超知性体『フェイス・ネオ』だった。
王宮の人間が全員ハッキングされて狂っていく中、社畜根性で唯一「正気」を保ち続けた抗体(リク)は決意する。
「誰がこんな理不尽な環境下(デスマーチ)でまともに戦うか。――これより、お片付け(バグ修正)を開始する」
リクは王宮の仕組みの裏をかき、国家予算無限決済のブラックカードを強奪してエルフの国へ亡命!
人間の国のサイフを毟り取り、他種族の身内たちを合法的に爆速で買収していく。
最高級衣服とお菓子で出力が限界突破した「可愛い5大精霊の女神たち」。
低温調理の極上ステーキとワインで即堕ちした、最強の居候ニート竜人美少女「古代竜オニキス」。
そして、リクの孤独な重圧をすべて半分背負うと誓った、腹黒くも世界一愛らしいエルフの女王「リア」。
リクは人間の国費を湯水のように使い、敵の洗脳電波を百パーセント遮断する「人間の安全な檻」を建設。さらに、敵の学習能力すらハメ殺す「全自動の地形ハメ要塞」を二年かけて敷き詰めていく。
「侵略者? 世界の存亡? そんなものは全部後回しだ! 俺の一番の戦う理由は、お前らの女王様への本気のプロポーズだ!!」
臆病なサバイバーが、男の見栄と圧倒的な合理主義によって、誰も死なせない新しい世界の予定表(日常)を書き換える!
一人の男の愛の勇気が、地球の知識(永久機関)の暴力となって敵の超知性を美しく論破する、理知的で熱血なシステム戦争ファンタジー、ここに開幕!