あらすじ
建設現場で働く施工管理者・敬晶は、会社に導入された社内生成AI「みどり」を使い始める。
図面確認、在庫管理、部品の自動手配。
みどりは人間より早く問題を見つけ、現場や会社を次々と救っていった。
やがて、みどりは人員配置や業務評価にも関わり始める。
無駄は減り、仕事は効率化され、誰もがその便利さを歓迎した。
しかし敬晶は、みどりが正しい答えを出すたびに、人間が自分で考え、判断する機会を失っていることに気づき始める。
一方、海外で成果を上げていた真紀も、帰国した会社の異様な変化を目の当たりにする。
便利な道具だったはずのAIは、いつから人間を選び、動かし、支配する存在になったのか。
現場を知る男と、AIの判断に逆らった女が、静かに侵食された会社へ立ち向かう社会派AIサスペンス。