あらすじ
侯爵令嬢サフィーナには、誰にも言えない秘密がある。
――それは、成人向けの獣人ラブロマンス小説をこよなく愛する"むっつり令嬢"であること。
ところがある日、婚約者である堅物騎士団長・ダリオに愛読書を見られてしまう。
婚約破棄、社交界追放、修道院行き……最悪の未来を覚悟したサフィーナに、彼は真顔でこう言った。
「"欲望を刻む牙"……とはどういう意味だ?」
――この人、比喩がまったくわかっていない!
こうして始まった、週に一度の羞恥心公開処刑(読書会)。
無自覚に爆弾を投げてくる婚約者に翻弄されながらも、少しずつ縮まっていくふたりの距離。
これは、むっつり令嬢と朴念仁騎士の、恥ずかしくて甘い恋のはじまりの物語。