あらすじ
英語教師が廃洋館で出会ったのは、文法の合わない女だった。
旧植田邸――地元で黒鷺館と呼ばれる、二階建てのはずの洋館。
その屋敷には、存在しない三階がある。
金森沙耶はそこで、赤ペンで直してはいけない答えを見つける。
『因数が足りない』と同じ県立潮浜高校を舞台にしたシリーズ第2作!(本作単独でも楽しめます)
県立潮浜高校の英語教師・金森沙耶は、職員室で黒鷺館の噂を耳にする。
潮浜市の山奥にある旧植田邸で、心霊スポット系配信者が消息を絶ち、さらに私立高校の生徒二人も行方不明になっていた。
生徒への注意喚起のため、金森は数学教師の真壁透、物理教師の元木雅人とともに現地確認へ向かう。
案内役を名乗る牧村怜司に導かれ、三人は二階建てのはずの洋館へ足を踏み入れる。
そこで待っていたのは、古い翻訳小説のように歪んだ日本語を話す、黒い服の女。
そして屋敷の奥には、図面にも外観にも存在しない三階へ続く階段が現れる。
帰れる者を帰すため、金森はその屋敷で、直してはいけない答えと向き合う事に――。
前作『因数が足りない~数学の天才教師が異世界転生確率98.7%の黄金交差点を導き出した結果、なぜか十回連続で病院送りになる件について~』は、こちらからお読みいただけます。
https://estar.jp/novels/26585592