あらすじ

福島の山奥に残る、神崎家のしきたり。

本家の嫁は、最初の子をひとり、家に返さなければならない。

そうしなければ、その先、神崎家の女は誰も子を産めなくなるという。

次男・圭介との結婚を機に、真帆は初めてその因習を知る。

やがて自らの妊娠が判明した直後、本家の嫁である美奈が自殺未遂を図ったとの知らせが届く。

心配した真帆は、圭介の反対を押し切って再び神崎家を訪れる。

しかし、美奈の手首には傷ひとつなく、家族たちは何かを待つように静かだった。

その夜、廊下に現れる包丁を持った影。

子を守るためなら、誰かの子を犠牲にできる家族。

そして、美奈の腹から現れた、白い赤子のようなもの。

母性と殺意が溶け合う家で、真帆は自分の胎内に宿った命を守りきれるのか。

人の心の奥に潜む暗闇と、代々受け継がれてきた異形のしきたりを描く、因習心理怪談。

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アルファポリス
アルファポリス2026/07/23
  • 現在の作品神崎家の水子