あらすじ

ボクは吸血鬼。血統だけは古いけど、生まれはスラム。前世は日本のしがない社会人で、今世はコミュ障をこじらせた、しがない吸血鬼。挨拶されただけで壁と一体化したくなる、ボクみたいなのが、名門だらけの貴族学園に放り込まれてしまった。もう帰りたい。  なのに——入学初日。ボクの鼻が、世界でいちばんいい匂いを見つけてしまった。  番い(つがい)。生涯にただ一人の、運命の相手。  その香りをたどった先にいたのは、「氷華の悪役令嬢」と恐れられる公爵令嬢・アイリスさま。学園中が震え上がる、冷たくて、綺麗で、ボクなんかとは住む世界が違う人。  番いにしたい。噛みたい。ずっとそばにいたい。  でも、コミュ障のボクは、その気持ちを一ミリも言葉にできない。もじもじして、じーっと見つめることしかできない。  ――そしてアイリスさまは、その視線を完全に誤解した。 「スラム出身の分際で……私に喧嘩を売っているのね。いいわ、受けて立つ」  ちがう。ちがうんです。ボクはただ、あなたのことが気になっているだけで。  勝手にライバル認定してくる高慢令嬢と、求愛したいのに無言でつきまとうだけの陰キャ吸血鬼。すれ違い全開の、番いにしたい片想いラブコメ、開幕です。

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カクヨム
カクヨム2026/07/23
  • 現在の作品転生コミュ症吸血鬼ちゃんはツンデレ公爵令嬢を番いにしたい!