あらすじ
白河純一は乙女ゲームをプレイしていた。巷で噂のクソゲーだ。シナリオは雑。展開は強引。キャラクターの扱いも荒い。その中でも純一がどうしても納得できなかったのは、辺境伯令嬢アンナ・ヴァルクレストの扱いだった。彼女は物語の途中で死ぬ。それも、専用イベントも、スチルも、救済ルートもなく、たった一行で。その雑すぎる死に納得できないまま、純一は飲酒運転の車に轢かれて命を落とす。
そして目を覚ました時、彼は乙女ゲームの世界にいた。
『君に捧ぐ王冠 〜薔薇と剣のエトワール〜』、通称「きみささ」の世界に。
名はアッシュ・グレイヴ。
王子でも攻略対象でもない、騎士家系のモブに過ぎない少年として。
未来の知識があるとはいえ、分かっているのはアンナが死ぬという結末と、おおまかな時期だけ。
原因も、場所も、犯人も分からない。
それでもアッシュは決める。
あんな一行で、彼女の人生を終わらせてたまるか。
乙女ゲームの表舞台で王子たちがヒロインに惹かれていくその裏で、モブに転生した少年は、死ぬ運命の推し令嬢を救うために動き出す。
※本作では設定整理やアイデア出しの補助としてAIを利用しています。本文・構成は作者自身が執筆しています。