あらすじ
カドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】応募作
※小説風ではなく、ト書き・セリフ中心で作成しています。
昼は神社を切り盛りし、夜は売れないメタルバンドとして活動する三人の女性。
霊は視えない。だから誰よりも怪異を考え続ける双子の姉・静華。
霊は視える。だから誰よりも人を見捨てられない妹・焔。
そして、危険な呪物を誰にも押し付けず、自分一人で抱え続ける黒羽。
倒せる怪異は、怪異じゃない。
「怪異は倒せない。だからこそ怪異なの。飲み込まれず、帰ってくること。それが勝利よ」
試着するとマネキンになるブティック。
心を壊してくる鏡。
大切な人との別れに囚われた少女。
亡き母の声で我が子を呼ぶ怪異。
人を絶望させる能面。
怪異は、人間の絶望を映す鏡だ。
孤独。
喪失。
後悔。
「もう生きたくない」と願ってしまう心。
彼女たちが本当に向き合う相手は、
怪異ではなく、人間そのものだった。
やがて三人は、人の絶望から呪物を生み出し、その苦しみを「美しい」と嗤う男・久遠リュシアンと対峙する。
彼が愛するのは絶望。
彼女たちが信じるのは、人間は絶望だけでは終わらないということ。
怪異は、「生きろ」と唄わない。
だから今日も、彼女たちは誰かの隣に立つ。
カドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】応募用エピソード
第一話 客が消えるブティック
第二話 鏡の怪と自己肯定感カンスト女
第三話 声なき慟哭
第四話 母を騙るもの
第五話 能面
※本作はコミックス第1巻相当となる第五話以降も続く長期連載を予定しています。