あらすじ
五代雅通はクズである。
顔だけは極上。頭もよく、社会的地位もある。けれど女癖は最悪で、結婚後も平然と昔の女を家に連れ込む。
なながそんな男と結婚したのは、燃える家から逃げ出してきた五代を、真冬のゴミ捨て場で拾ったことがきっかけだった。
帰る家も金もなく「なんでもする」と言った五代。
ちょうど父親から縁談を押しつけられていたななは、彼に持ちかける。
――私と、契約結婚しませんか。
利害が一致しただけの契約結婚。
夫を愛するつもりのない女と、誰も愛さないはずだった男。
これは、ゴミ捨て場で拾われたクズが、妻によって分別されるまでの物語。