あらすじ
一人の男は、自分の勤める会社を最低だと思っていた。
毎日同じ仕事を繰り返し、提案は通らず、何をするにも前例と手順が付きまとう。待遇が悪いわけではない。それでも、この場所にいると、自分が少しずつ薄くなっていく気がした。
もう一人の男は、自分の勤める会社を最高だと思っていた。
仕事は明確で、給料は安定し、残業代もきちんと支払われる。毎日が予測できることは、彼にとって何よりもありがたかった。
最低の会社に勤める男と、最高の会社に勤める男。
まったく異なる職場で働く二人が、一日の終わりに辿り着く答えとは。