あらすじ
死後の世界には、地獄へ行く程でもない罪を現世で犯した者は煉獄という名の異世界へ行き、罪を禊いでから天国へ行く制約があった。
煉獄のイーハトーヴという街で生活している男、黒鐘(くろがね)は、記憶喪失の状態で煉獄へ来た少女と出会う。
己の罪を知らなければ禊すら行えず煉獄から抜け出せない。そんな彼女の過去を知る黒鐘は「俺の童話制作を手伝うのなら、記憶喪失の原因を教えよう」と取引を持ち掛ける。
少女はそれに応じ、黒鐘の家に住み込んで童話作成に助力し始めた。
少女はハルという呼び名を賜り、童話作りの手伝いをしつつ、黒鐘や近所の人々と打ち解けていく。
ある日ハルは現世での記憶を僅かに取り戻し、星冬(せいと)という少年に恋をしていたことを思い出す。
同時にその時の恋心も取り戻してしまい、顔も思い出せない相手に恋愛感情を抱いてしまった彼女は困惑する。
星冬という少年のことを隠し続けるクロ、そして彼が捜しているジョヴァンナという女性。
死後の世界でも逃れられない、現世から続く恋の物語。