あらすじ

王太子アモーリの婚約者である公爵令嬢オーランスには、正式な職名も報酬もない仕事があった。 それは、聖女ニノンの不用意な発言を相手が受け入れられる言葉へ直し、傷ついた者へ説明し、慈愛に満ちた言葉として公式記録へ残すこと。 三年間、オーランスが後始末を続けてきたからこそ、聖女の失言は一度も大きな問題にならなかった。 しかしアモーリは、ニノンについてこう言う。 「彼女は男友達のようなものだ。君が気にするような関係ではない」 ならば、ご友人の発言には、ご自身で責任をお持ちくださいませ。 オーランスは三年分の記録を王太子府へ提出し、今後の失言訂正業務と婚約を、まとめて返すことにした。 そんな中、隣国の第二王子セヴァスは、誰かのために作られた美しい言葉ではなく、オーランス自身が何を思っているのかを尋ねる。 他人の言葉を支え続けてきた令嬢が、自分の言葉を取り戻すまでの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/23
  • 現在の作品聖女は男友達のようなものだそうですので、失言の訂正業務は殿下へお返しします