あらすじ
祖国に捨てられた勇者バルトは、長い旅の末に魔王討伐を成し遂げた。
しかし、魔王が遺した最後の言葉が脳裏をよぎって離れない。
『悪いことは言わないから、余を息絶えたら全力で逃げろ』
まるで自分を死に追いやったバルトを心配するような物言いの魔王。
その意味が理解できたのは、魔王討伐の余韻に浸るのをやめて魔王城を脱出しようとした時だった。
魔王の娘を名乗る女が現れて、バルトをあっさりと制圧してしまったのだ。
死を覚悟するバルトだったが、魔王の娘は命を奪わず、その子種で最強の魔族を産むと言い始めて……!?