あらすじ
闇属性――この国で最も価値がないとされる、何も生まない属性。
公爵家に引き取られた少女ニュクスは、その属性ゆえに家族から蔑まれ、再鑑定式の日、ついに追放を言い渡される。
ただ一人、義妹のルミナだけが手を伸ばした。「わたしも、この家を出ます」と。けれどニュクスは、その手を取れなかった。感情が振れると暴走する自分の力が、大切なあの子を呑んでしまうのが怖くて――「あんたに触られたくない」と、人生で一番の嘘をついて。
だが追放の場で暴発した闇属性の正体は、光さえ曲げ、万物を一点へ縮める最強の力『収縮』だった。
新たな養父母に才能を見出され、最強を御すため魔法学園の門を叩くニュクス。
いつか、この世界で一番縮めたい距離を、縮めにいくために。