あらすじ
(結末まで)
悪祓いで有名な金星(きんぼし)神社の子であるひかりは、親の勧めで悪祓いを学ぶ中学校に入学する。入学早々出された課題は、あやかしのパートナーを作ること。
クラスメイトの影山かなたは『金星神社の子だから』と、受験もせず軽い気持ちで入学してきたように見えるひかりが気に入らないでいた。一方ひかりは、周りの期待や色眼鏡に戸惑う。
それでも、パートナーは自分を良く見せるための道具ではないと考え、低ランクに分類される狐のあやかし、クロウをパートナーに選ぶひかり。
しかし、クロウは他の狐のように技が出せず『ひかりの成績が悪いのは、パートナーのせいでは?』とクラスメイトに言われてしまう。それでも、パートナーを変える気にはなれないひかり。成績下位となってしまい、成績上位の生徒とチームを組まなければならないことに。
成績上位である影山のチームに入れて貰うが、チーム4人での訓練中、他3人に頼りっぱなしで焦り始めるひかり。そんな中、強力な敵(偽物)を前にし、恐怖を覚える影山たち。それとは対照的に、悪祓いが身近だったひかりは、どうにかクロウに指示を出す。
決して逃げ出そうとしない影山や、ひかりに感化され、隠していた正体を明かすクロウ。
本当のクロウは、レア度の高い鴉天狗だったが、人前では平凡なあやかしを装っていた。というのも、ひかり同様、過度な期待や色眼鏡が負担で心を閉ざしかけており、そんな頃、出会ったひかりに親近感を覚えていた。クロウの活躍で、無事、訓練はクリア。
訓練で本気を見せたひかりを、影山も認めてくれる。
クロウは、自信が持てないでいたひかりに「鴉天狗である自分をパートナーに出来るくらいなのだから」と自信をつけさせる。ひかりもまた「クロウは、悪祓いで有名な金星神社の子である私のパートナーとなったことを自信にして欲しい」と考える。
お互い自分の生まれや環境を受け入れ、前を向けるようになるのだった。