あらすじ


「――ようやく見つけた。我が番よ」

婚約者である王太子と、信じていた聖女に裏切られた公爵令嬢エルシア。

「災厄を招く魔女」という濡れ衣を着せられ、弁明すら許されないまま名誉も地位もすべて奪われ、誰も生きて帰れない流刑地へ捨てられてしまう。

そこで彼女を待っていたのは、死――ではなかった。

世界最強と恐れられる竜王だった。

「お前を二度とひとりにはしない」

なぜか竜王の番として抱き寄せられ、料理や花で甘やかされ、夜は大きな尻尾に包まれて眠る。

死を覚悟していたエルシアに、まさかの溺愛生活が始まった。

だが、竜王にはひとつだけ困ったところがあった。

エルシアが王国で受けた仕打ちを知るたびに、

「よし。王国を滅ぼそう」

と言い出すのだ。

「待ってください! そこまでしなくて大丈夫です!」

「しかし、お前を泣かせた」

「だからって国を滅ぼしちゃダメです!」

こうして今日も、エルシアは世界最強の竜王をなだめるのに大忙し。

だが、竜王の怒りを冗談だと思っていた王国は、ついに越えてはならない一線を越えてしまう。

――その日、エルシアは初めて、竜王を止めなかった。

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アルファポリス
アルファポリス2026/07/22
  • 現在の作品【完結】竜王様、王国を滅ぼすのはお待ちください! ~流刑地に捨てられた公爵令嬢は竜王に溺愛されています~