あらすじ
世界国家 Providence Accord が成立し、
人類は“平和”という名の支配の下に置かれた。
その裏で、ひとつの怪物兵器が目覚める。
開発コード――Locusta R038-25
人間を遥かに凌駕する戦闘能力を持ち、
感情を削ぎ落とされたはずの兵器。
だがロクスタは、
ただ一人の女――アリア・ハーシェルの命令だけを聞いた。
アリアはロクスタを隠し持ち、
腐敗した世界国家の内部で静かに出世していく。
幹部を粛清し、派閥を崩し、組織を弱体化させ、
やがて大幹部へと上り詰める。
目的はただひとつ。
Providence Accord の内部からの破壊。
しかし、アリアの野望は察知され、
彼女は裏切りの中で命を落とす。
その瞬間――
ロクスタは“兵器”ではなく“怪物”になった。
世界国家は崩壊し、
都市は焼け、国家は消え、文明は灰となる。
それでもロクスタは歩く。
アリアの墓の前で、ただ静かに、
世界の終わりを見届けるために。
これは、
怪物兵器ロクスタと、
彼を従えた女アリアの――
支配と崩壊の物語。