あらすじ

私は、黒太子の命により、悪役令嬢の護衛の任務にあたる護衛兵士レオン。 私の仕事は、ただひたすら主君である「冷酷無慈悲」と恐れられる黒太子を守ることだったはずだが……婚約者の悪役令嬢の護衛の任を任されて以来、私生活を、誰よりも間近で見せつけられる羽目になっている。 いや、見せつけられているというより、勝手に目に入ってくる。逃げ場がない。つらい……笑いを堪えるのがつらい。 それくらいツッコミどころとコントネタ満載なのだ!! 他国からは黒太子は冷酷非情と恐れられ、敵国の王族、将軍なんてすぐに首チョンパ。 敵味方を絶賛、周囲を震え上がらせ中だ! 顔も無表情で感情すらないから、同じ人間とは思えないし、生物学的に別の生き物じゃないかと思うこともある。 確かに怖い。サイコパスだ! サイコ王子と言って良い。 そんなサイコパスも悪役令嬢の前に立つと、どうだ。まるで別人である。仲睦まじく寄り添い、甘い言葉をささやき、時には子どものようなやり取りまで始める。さっきまでの威圧感はどこへ行ったのか。威厳?そんなものは寝室に置いてきたのか? そんな2人を毎日のように見せつけられている私は、顔色ひとつ変えずに任務をこなしながら、腹の中では「また始まった」「今のどこが冷酷無慈悲なんだ」「その甘さ、砂糖どころか苺ジャム作りか何かか?」と、容赦なくツッコミを入れている。 もちろん口には出さない。出したら最後、私の首が飛ぶか、あるいは2人にまとめて締められる未来しか見えないからだ。理不尽である。 これは、悪役令嬢でも黒太子でもない、一介の護衛兵士である私だけが知っている「冷酷無慈悲な黒太子」の意外すぎる素顔と、どう見ても仲睦まじすぎる2人の恋模様を、最前列で延々と見届けることになった苦労人護衛兵士の視点で描かれるラブコメディである。

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小説を読もう2026/07/22
  • 現在の作品悪役令嬢付きのしがない護衛兵士ですが、冷酷な黒太子が彼女にだけ甘すぎるので毎日腹の中で笑っています