あらすじ
突如飛来した半生体兵器「やつら」の侵略により、世界最強のアールフ合衆国は滅亡した。
空は鈍色に淀み、人類は泥水をすするような消耗戦を強いられる絶望の世界。アルビオン連邦帝国やゲイルマニア鋼鉄方伯領、アウロラ共和国、八州皇国、米海兵隊の亡霊『デビルドック』は、約19m級の人型強襲重装機兵【主機】と、それに随伴する14m級の自律随伴兵器【メカ娘】を戦線に投入し、泥沼の抗戦を続けていた。
アルビオン陸軍、第27王立機動旅団・第3機動中隊の前線管制官、ギャレット・レノックス中尉。
上官の前では完璧な紳士を演じる彼だが、その本性はドス黒い皮肉屋のサボり魔。あろうことか主機に標準装備された神聖な紅茶用湯沸かし器をひっぺがし、自前の『密造冷蔵庫』をねじ込んでキンキンに冷えた炭酸水を愛飲する異端の男。
戦場は常に死と隣り合わせの地獄。だが、ギャレットの周囲はなぜか常に騒がしい。
メルヘン口調で敵を粉砕する長髪の悪友・テオとの低レベルな煽り合い。放った皮肉を都合よく褒め言葉に脳内変換するポンコツ貴族・エヴリンとの不毛な口喧嘩。
無自覚たらしの皮肉屋と、愛すべき鋼鉄の乙女たちが織りなす、泥臭くも痛快なミリタリー・アクション・コメディ、堂々開幕!