あらすじ

ある異世界にスルガという少年がいた。 呪われた血と言われ続けながら、剣の才能だけを頼りに衛兵隊の門を叩いたのが5年前。彼はめきめきと頭角と現し、入隊して2年後には隊を任せられるようになっていた。 一緒に着いてきた幼馴染と、腐れ縁とも呼べる競争相手の衛士、寝食を共にする仲間ができたことで、初めて自分の居場所ができたような気がしていた。魔法だけは相変わらず使えなかったが、剣さえ「あれば」それも悪くない。 これさえあれば――その中にいつしか仲間が入っていること、心の闇に向き合うことを忘れていたのは、ある魔族がスルガのもとへ現れる時まで。 忘れられない追憶と寂寞を重ねて、封じられた氷の世界から青年は旅に出る。 冬の、ずっとずっと続いていた寒い日のことだった。

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カクヨム
カクヨム2026/07/22
  • 現在の作品かつて天才だった君へ