あらすじ
「――ルーク・フォン・アインシュタイン! お前のような役立たずの『ゴミ拾い』スキル持ちは、我が勇者パーティの足手まといだ。今日をもって追放とする!」
ある日突然、王都の神聖大聖堂にて、幼馴染であり勇者であるアルトからそう言い渡されたルーク。彼の持つ固有スキル『空間転移のゴミ拾い』は、文字通り世界に落ちているガラクタを足元に引き寄せるだけの、戦闘においては完全無価値の役立たずと蔑まれていた。おまけにレベルは1のまま、ステータスも最底辺。荷物持ちとしていいようにこき使われた挙句の、あまりにも冷酷な切り捨てだった。
失意のまま、ルークは世界で最も危険とされる魔王領の最果て、通称『神々の墓場』へと放り出される。そこは足を踏み入れただけで即死する呪われた荒野だった。しかし、ルークはそこで一つの真実に気づく。
――「この世界に落ちている『ゴミ』って、もしかして……神様たちの遺物や、かつて滅びた超文明のオーバーテクノロジーなんじゃね?」
試しにスキルを発動してみると、彼の手元に引き寄せられたのは、伝説の神をも一撃で消滅させる『創世の神核』であり、全宇宙の物理法則を書き換える『アカシック・レコードの端切れ』であり、次元の壁を軽々とブチ抜く『時空跳躍の茶碗』だった。
そう、ルークの『ゴミ拾い』は、宇宙の彼方で神々が捨てた「チートすぎる神具や世界改変アイテム」を自動で回収してしまう、全知全能を凌駕する最強のバグスキルだったのだ。
「え、これ全部俺のものにしていいの? じゃあ、ちょっと世界を更地にしてくるわ」
知らず知らずのうちに全宇宙の神殺しクラスのアイテムを根こそぎ回収してしまったルークは、もはや敵なしの規格外の存在へと変貌を遂げる。
一方、ルークを追放した勇者パーティは、魔王討伐どころか、ルークが回収してしまった神具のせいで世界からすべてのエネルギーが消失し、大慌てで崩壊の危機に直面していた。さらに、ルークの気まぐれなゴミ拾いのせいで、天界の神々や魔王軍の幹部たちまで「ルーク様、どうか我が王座を拾ってください!」と平身低頭で群がり始める始末。
これは、無自覚チート少年の最強無双と、元仲間たちの盛大な後悔&ざまぁを描く、前代未聞の超ハイテンション・ファンタジー開幕!