あらすじ

『大聖者シエル』――それは、魔素に汚染された世界で人々を無償で救う救世主の名。しかし当の本人シャーリー・テンプルにとって、その名声は静かな暮らしを脅かす呪いでしかなかった。 「お願いだから、そっとしておいてくれ……!ただ、この子と目立たずに暮らしたいだけなんだ……!」 その願いも虚しく、彼は行く先々で崇められ、ついに国王の耳にまで届いてしまう。嵐の夜、隠れ住む安宿の扉を叩いたのは、国王からの使者である二人の屈強な武人。有無を言わさず彼を王宮へ連行しようとする使者に対し、シャーリーは必死に人違いだと訴える。 絶望的な状況の中、冷酷な武人シルヴァが放った一言が彼の運命を揺るがした。 「証明して見せればいい。貴方が本物なら」 それは、偽物と証明できれば見逃してもらえるかもしれない、一縷の望み。こうして、聖者であることを隠したい男と、その正体を見極めようとする二人の武人との奇妙な旅が始まった。 果たして彼は静かな暮らしを取り戻せるのか?そして、彼が隠し続ける本当の力とは一体……。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/22
  • 現在の作品世界を滅ぼせる大聖者様は静かに暮らしたい