あらすじ
死者を映す鏡がある
そんな噂を聞いた冒険者ライルのもとに、一件の依頼が舞い込んだ。
廃屋街に残された古い屋敷。
そこに置かれた一枚の鏡には、亡くなった者の姿が映るという。
幽霊退治ではない。
ただの調査のはずだった。
しかし、鏡の前に立ったライルが見たのは、かつて失った大切な家族同然の存在。
さらに仲間のセレナもまた、鏡の中にもう会えないはずの人物を見る。
だが、その鏡が映しているのは死者ではなかった。
それは、心の奥に残り続ける「届かなかった想い」。
そして、最後まで鏡の前に立とうとしない少女アリスには、誰にも語れない過去があった。
死者の鏡が映し出すものは、果たして救いか。
それとも、失った者への執着なのか。