あらすじ
天木透馬は、付喪神が見える体質だ。過去に面倒ごとを起こしており、その話ができるのは祖父だけだった。
そんな大切な祖父が急逝し、彼が営んでいた骨董店の遺品整理中に本の付喪神と出会い異世界へ飛ばされてしまう。
本は自分が偉大な魔導書だと嘯いた。確かに博物館にありそうな素晴らしい装丁である。
とはいえ、なぜか分解され、表紙のみの状態だ。全てのページを集めれば、世界を総べる強大な力が手に入るという。その誘いを透馬は断った。だって、世界を巡るなんて考えたこともないから。
それなのに、魔導書は一方的に四属性魔法を透馬に押し付けていた。そんなものいらんがな!
パニック状態の中、突然の襲撃され初めて魔法を使う透馬。同じ場所にいることはもうできない。大切なものを守るため、透馬は覚悟を決めるのだが――