あらすじ
剣名を一度も聞き取れない夜凪カイは、能力欄が白紙のまま星環学園へ入学する。教師にも仲間にも守られてばかりの少年だったが、学園地下へ侵入した神座解体結社〈テオクラスト〉が古代機・七界転輪機を暴走させたことで、カイだけが異空間へ転送される。
そこに待っていたのは、無明剣獄の黒影王カゲトラ、雷葬天原の迅雷王ライゼンをはじめとする、七つの世界を支配する王たちだった。現世へ戻るには、七王の試練を受け、七つの王印と剣理を自分の魂に刻まなければならない。
カイは敗北するたびに戦い方を変え、死と再生を繰り返しながら、黒影歩、迅雷駆、鏡砕返し、焔皇砕、蒼天鎧、虚空掌握、天断終界を身につけていく。修行の総時間は一億年。
現世では一瞬しか経っていないのに、帰還したカイの心と身体には、七王との死闘の傷が残っていた。しかも十六歳の肉体には七重封印が施され、技を一度使うだけでも仲間を巻き込む危険がある。
七王の力を狙う結社、剣名を持つ者だけを選別する学園と国家、そしてカイの内側で目を覚ます父ソーマの声。誰かを倒せば終わる修行ではない。何を断ち、誰の名を残すのか。最強の技を得た少年が、仲間と同じ時間を生き直すために選ぶ一歩とは何か。