あらすじ
名前もない。
力もない。
居場所もない。
何の変哲もない、どこにでもいる一般人だった。
そんな平凡に生きてきた俺がもう一度人生をやり直すことになるなんて。
(まぁ転生したいと人間の時は毎日願って寝てたんだけど…
…。って!せめて名前くらいあるだろ普通!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目を覚ますと、そこは見知らぬ空間。
どうやら転生したみたいだ。
(やった……! ついに夢が叶った! 異世界転生きたーーーー!!)
なのに、与えられたものは謎の能力《ミトス》と、情報不足だらけのステータスだけだった。
「……え、説明不足すぎるよね?」
どうやら俺は普通の転生者ではないらしい。
(想像と、望んでたイメージと違いすぎる!もっと最強スキルで無双するとか希望!!)
まぁ、そんなこんなで魔物に襲われ、危険な世界だと知りながらも、傷ついた一匹の魔狼を見捨てることができなかった。
その出会いをきっかけに、俺の中に眠る力《共生融合》が目覚める。
(いまでもまだ発動条件がよく分かっていない…)
魔物、エルフ、オーガ、ドラゴン。
本来なら交わることのない存在たちと出会い、少しずつ増えていく仲間。
最初はただ、
「今度こそお願いだから楽しく人生生きたいです」
そう願っただけだった。
なのに――
気づけば俺の周りには、世界を揺るがす仲間たちが集まり、
誰もが帰れる場所を求める国ができていた。
「いや待って。俺、王様になるなんて一言も言ってないんだけど?」
やる気はない。
でも仲間は見捨てない。
名無しから始まった、異世界共生物語。