あらすじ

本作品は2025年に行われた第66回講談社児童文学新人賞に投稿した作品です。 力及ばず落選してしまったため、こちらに投稿します。 また、再投稿にあたって、第一校から児童向けとして削っていた部分の再構築、そして大幅な改稿を行い、GirlsLineに応募させていただきます。 あらすじ この島には、二つの生物が暮らしている。一つはヤマト。稲を育て、茅葺き屋根の下で暮らしている。そして、その地の守り神を崇めている。 一つはエミシ。馬に跨って獣を狩り、大地を転々とする。そして、大地を、川を、海を崇める。 主人公の少女・若影草<わかかげくさ>は、絶対に「渡ってはいけない」と言われていた川を渡ってしまう。そこで、美しいエミシの少女に出会う。 若影草は巫女である。母の死、仏教の論客、村の政治。それを治める傍ら、二つの民族の衝突が迫っていた。 賞に提出したあらすじ(ネタバレ含む) 『桜の若い影』あらすじ  9世紀前半の常陸国。和人の少女・若影草(わかかげくさ)は、「夜刀神の巫(かんなぎ)」として生きることを定められ、幼い頃に蛇を象る刺青を刻まれた。ある日、自分の顔を確かめるために家を抜け出し、近くの川へ向かう。そこで、美しいエミシの少女と出会う。互いに言葉は通じないが、一緒に桜の実を食べるうちに親しみを感じ、そのことが心に残る。  数年後、若影草は「川が氾濫する」という予言を当て、一躍巫として認められる。だが、その祭りで巫の母親は倒れ、亡くなる際に「嘘の予言をしていた」と知らされ、自分は何者なのか、とアイデンティティを見失いかけていた。そんな折、都から来た仏教の僧侶と話をする。議論には負けるが、結局予言の能力を使うことでその場を切り抜ける。僧侶はその予言の力に苦しめられていることを言い当てる。しかし、自分の本質は見えてこない。そのことに苦しんでいると、やがて、エミシの少女と出会う。彼女と話していると、若影草は満たされた。  しかし、ヤマトとエミシは戦へと突き進んでいく。やがて、若影草の村は燃やされ、命からがら逃げ出すものの、足を撃たれ、気絶してしまう。  それを助けたのは、エミシの少女だった。エミシの少女自身も、どうして助けたのかはわからない。ヤマトのことをずっと敵だと思っていた。けれど、矢で撃たれたのを見た瞬間に動揺し、助けることしか考えられなくなった。  二人は戦火から逃げ出し、エミシの隠れ里に逃げ延びる。そこで、老婆から告げられた。「ここに住むか、旅をするか」。二人は、旅をすることを選んだ。お互いに、自分のことをもっと知りたいと思っていた。そして、二人は世界を巡る旅に出かけた。

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カクヨム2026/07/22
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