あらすじ
転生した先は、剣と魔法のファンタジー世界。
俺、アゼル・グライフは、規格外のチート能力を手にした……のだが、正直言って戦うのは面倒くさい。
英雄? 魔王討伐? 寝言は寝て言え。俺が欲しいのは「安定した収入」と「平和な昼寝の時間」だ。
だから俺は、辺境の街で借金を抱えて倒産寸前のクソギルド『墜ちたグライフ』を買い取った。
やることは簡単。裏方(ギルドマスター)として、システムを改革し、逸材を集め、あとは冒険者たちが勝手に稼いでくれる環境を作るだけ。
……のはずだった。
「対人恐怖症の元伝説的暗殺者(副長)」
「アクセサリーを作りたいのに伝説の武器しか作れない筋肉オーク(鍛冶師)」
「治癒魔法は神級だが、ストレスですぐに下品な罵倒を吐き出す破門された聖女」
「共感覚を持つ、泥棒猫と引きこもりの鴉の双子」
……なんで俺のギルド、癖が強すぎる問題児(ジェニアス)ばかり集まるんだよ!?
そして、俺が作った『遺族年金』や『貢献度ポイント制』が、この世界には革新すぎたらしい。
気が付けばギルドは大陸一の組織になり、国王や皇帝が「どうか我が国にも支部を!」と土下座してくる始末。
俺の静かな老後計画は、一体どこで間違えたんだ?
【本作の魅力】
・主人公は最強ですが、徹底して裏方・管理職に回ります。
・ギルド経営、内政、組織改革の描写を「超・本気」で書きました。
・ヒロインたちは一癖も二癖もありますが、全員がプロフェッショナルです。
・スローライフから始まり、やがて大陸を巻き込む政治・経済・国際情勢へとスケールアップします。
【作者からの注意事項】
本作は第1部(ギルドの再建と街の騒動)、第2部(王都の政治と戦争)、第3部(大陸規模の外交と国際情勢)と、段階的にスケールアップしていく物語です。
主人公は最強ですが、あくまで「管理者・経営者」としての手腕を振るいます。主人公が自ら剣を振るって無双する展開は少なめです。
ヒロインたちはそれぞれ深い事情と欠点を抱えていますが、ギルドの成長と共にプロとして覚醒していきます。
「組織が大きくなっていくカタルシス」と「裏方としての苦労」を楽しむ作品です。予めご了承ください。