あらすじ

登場人物 と あらすじ 【登場人物】 アシュタン 壊れた品に残る「魂の声」を聞ける修繕師。修理の腕と人の痛みをくみ取る力は一流だが、色彩感覚と造形能力は壊滅的。火の鳥を作れば鰹節になり、避難矢印を描けば魚の骨になる。 アブドライム 閉鎖されていた青鈴消防署の再開を目指す消防卿。華やかな演説と行動力を備える一方、勢いを優先して安全確認や情報共有を忘れることがある。アシュタンと衝突しながら、本当の「守り方」を学んでいく。 クアルウイン 青鈴消防署の現場隊長。真面目な顔で冗談を言い、住民が参加しやすい避難訓練を組み立てる。 チエルエル 無表情な広報係。アシュタンの壊滅的な図案を、笑えて分かりやすい防災表示へ修正する。 ズエイエ 目立つ発明を好む発明家。失敗を重ねながら、人を驚かせる道具ではなく、人が安全に逃げるための道具を作り始める。 【あらすじ】 空都ビアルマリカの工芸横丁で働く修繕師アシュタンには、壊れた品に残る魂の声を聞く力がある。 ある朝、彼女が呼び止められたのは、十年前の空艇事故をきっかけに閉鎖された青鈴消防署だった。 消防署の再開を宣言した消防卿アブドライムは、派手で行動力にあふれているが、肝心なところで詰めが甘い。アシュタンは彼に振り回されながら、旧庁舎の道具を直し、住民のための避難訓練や防災市に加わっていく。 ところが、アシュタンが火の鳥として作った鰹節型の看板が、煤けた資料室を指し示したことから、十年前の事故に隠された記録が動き始める。 燃えない青い火。 偽物へ取り替えられた防火布。 映画批評紙に隠された恋の暗号。 届けられなかった恋文。 そして、空艇が最後まで目指していた「着地」。 事故を美談にも、誰も悪くなかった話にもせず、置き去りにされた声を正しい場所へ戻すため、アシュタンと青鈴消防署の仲間たちは真相を追う。 壊れた道具も、傷ついた信頼も、不格好な恋心も、一つずつ直していく

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カクヨム
カクヨム2026/07/21
  • 現在の作品透き通る空の青鈴消防署で、壊滅センスの修繕師は消防卿に恋をする