あらすじ
高校二年の春。
俺には、誰もが憧れるクラスメイトがいる。
白雪澪。
成績優秀、容姿端麗、品行方正。
黒髪の似合う清楚な雰囲気と、少し近寄りがたいほどの落ち着きを持つ彼女は、クラスでも有名な高嶺の花だった。
俺も、ただのクラスメイトとして彼女を見ていた。
……その日までは。
「今度、家族を紹介する」
父親から告げられた再婚。
そして、新しい家族として現れた相手は――
「……坂泉くん?」
「……白雪さん?」
まさかの、同じクラスの女子だった。
昨日までただのクラスメイトだった彼女は、今日から俺の義姉になる。
学校では、
「おはようございます、坂泉くん」
誰にでも優しく、完璧な美少女。
だけど家に帰ると――
「おかえり、義弟くん」
「今日、一緒にご飯食べよ?」
「ねぇ、もう少しだけ隣にいて?」
学校では絶対に見せない、甘えた姿。
どうやら俺の義姉は、俺にだけ別の顔を見せているらしい。
クラスメイトから義姉になった彼女との距離は、家族という関係では収まらないほど、少しずつ近づいていく。
これは、清楚でクールな義姉と、彼女の本当の姿を知る俺だけの、甘くて秘密の同居ラブコメ。