あらすじ
お気に入りの服を着て出かけたある日、高橋かなえは上級生たちから「ゴリラ女」とからかわれてしまう。それ以降、かなえは女の子としての自分に自信を失い、好きだったオシャレを手放してしまうことに。
幼稚園の頃からバレンタインにチョコ作りを楽しんできた、同じ園出身の小田由美子、遠山凛花、吉永杏と、中学生になった今年も集まることになったのだが、かなえはオシャレや恋愛を楽しむ彼女たちとの間に溝を感じてしまう。
あの日、傷つけられたのは自分に問題があったからだと思い込んでいたかなえに、事情を知らない三人は再びオシャレな彼女に戻ってもらおうと画策するのだが、トラウマに触れ激しく拒絶されてしまう。
誰かを軽い気持ちでイジること。
そういうノリだから、冗談だろ、と誤魔化すこと。
それを受け止め、相手を甘やかすことでやり過ごそうとする苦しみ。
自分がされてイヤだったはずのことを、知らぬうちに弱い相手に再現している不思議……。
仲間と共にそれらに気づき、かなえが自分自身を受け止め、味方することができるようになるまでを描きました。
表紙イラスト/星影さき