あらすじ

――雨の後には虹が出る。その虹を、君と一緒に見たい。 虹丘市には、「雨降らしの魔女」の昔話がある。 彼女たちは、「愛する者のために恵みの雨を降らせる」存在だ。 虹丘市の高校生、雫石澄雨は、祖母からその力を受け継いでいた。 しかし澄雨は、人から疎まれる雨のことも、そんな雨を降らせてしまう自分のことも嫌いだった。 そんな彼女の前に、雨に濡れるのも厭わない少年が現れる。 彼、高雲虹翔は、澄雨の力で降ってしまった雨に打たれながら、優しく笑って告げるのだ。 「俺、雨好きだからだいじょーぶ」 彼と過ごすうちに、澄雨の心も少しずつ動かされていく。 大嫌いだった自分の力で、笑ってくれる人がいる。 明日も、小さく、小さく、自分と彼を好きになっていく。 雨空の下で紡がれていく、小さな魔女の恋の話。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/21
  • 現在の作品雨降らしの魔女は虹架かる空に恋をする。