あらすじ

誰にも名を呼ばれないまま、過労死した男。 気づけば剣と魔法の王国の貧民街で、飢えた子供に生まれ変わっていた。 生まれ直しても理不尽は続く――拳を握った矢先、幼なじみを庇ってゴブリンに殺される。 が――――。 次の瞬間、なんと「俺を殺したゴブリン」に乗り移っていた。 他者に殺されると、とどめを刺した相手そのものに成り代わる。 肉体も、記憶も、立場も引き継いで――殺した奴の"理由"と未練まで、流れ込んでくる。 ゴブリンの俺はオーガに殺され、オーガの俺はワイバーンに殺され、 喰う喰われるの梯子を駆け上がった先に待つのは、人類が「災い」と恐れる最強の真龍。 力の頂点で知ったのは、無敵の爽快さではなく、底なしの孤独だった。 やがて龍を討った勇者に成り代わり、勇者を毒殺した王に成り代わり――俺は玉座に着く。 潰される側も、恐れられる側も、殺す側も、全部この身で生きてきた。 だから分かる。理不尽は、誰かの悪意じゃない。「仕組み」なのだ。 なら、やることは決まっている。仕組みのほうを、作り替える。 貧民の子から魔物の梯子・災いの龍・勇者を経て王になった名もなき男が、 現代知識と、背負ってきた全員の未練を武器に、 「誰も理不尽に潰されない国」を下から組み直す物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/21
  • 現在の作品殺されるたび、殺した奴に成り代わる ~過労死した俺、貧民の子から災いの龍・勇者を経て、気づいたら玉座に!?~