あらすじ
八年にわたる《黄昏戦争》を終結させた双子、千鶴と薫。
幼い頃に引き裂かれ、敵国の戦士として育った二人は、戦場で再会し、世界を操っていた秘密組織の陰謀を暴く。しかし最終兵器を破壊した瞬間、空間の裂け目に飲み込まれ、異世界アステリアへ転移してしまう。
力の大半を失い、薫の記憶も欠け始めるなか、二人は小さな黒龍ノクスと出会う。
元の世界へ帰る手掛かりを求め、冒険者を装って活動を始める双子。だが、二人の内に眠る《太陽》と《月》の力は、この世界にも存在しない未知の権能だった。
秩序による平和を望む皇帝。
すべての魂を一つにしようとする聖女。
英雄の存在そのものを否定する反英雄派。
三つの意志が双子を見つけた時、忘れられた黒龍と神剣の伝説が再び動き始める。
これは、どちらか一人が犠牲になる戦い方をやめた双子が、二人で生きる未来を選び取る物語。