あらすじ
Kagami Ren, 34歳。
十二年間、国際外交官として数々の紛争や交渉をまとめ上げてきた男は、任務中のテロによって命を落とす。
次に目を覚ました時、彼は中世ファンタジー世界「タラシア大陸」の没落貴族、ラインハルト・フォン・アルダーハイムとして転生していた。
与えられたのは、空っぽの爵位、飢えた一万二千人の領民、放棄された塩鉱山、そして返済不可能な借金。
剣の才能はない。 最強の魔法もない。 レベルやステータスも存在しない。
彼にあるのは、外交、経済、契約、交渉、そして人間心理を読み解く経験だけ。
しかし、この世界では契約そのものが魔法となり、神々は政治へ介入し、一つの交渉ミスが国家を滅ぼす。
敵を倒すのではない。
敵を利益共同体へ変える。
これは、一人の外交官が武力ではなく交渉によって国家を築いていく建国記である。