あらすじ

東京の下町で骨董品店『時洲堂』を営む店主・時洲美波。 彼女は、『迷子になったモノ』を見つけ出し、持ち込まれた品物に隠された人々の想いや言葉を紐解く『探し物探偵』である。 ある日、裏社会で密かに美波を守り続けていた恩人の元刑事が惨殺される。 彼が命と引き換えに遺した証拠が示したのは、十年前の美波の両親の『不慮の事故』が、国家権力も絡む周到な暗殺だったという恐るべき真実だった。 美波の血筋に隠された『百年にわたる怨嗟』という因果。 絶対に裁けないはずの強大な権力者が、美波の命と、下町の人々との温かい日常を容赦なく脅かし始める。 亡き先輩の無念を晴らそうとする熱血刑事・綾瀬と、傲慢ながらも冷徹な論理で悪を追い詰めるエリート刑事・桐生。 彼らと共に、美波は過去の亡霊たちと対峙する決意を固める。 「――モノは、嘘をつきません」 憎しみでやり返すのではなく、悲しい因果の連鎖を完全に終わらせるために。 お節介で温かい下町の人々に背中を押されながら、美波はモノに込められた真実の声を聴き、底知れぬ国家の闇へと立ち向かう。 優しい繋がりを守り抜く、下町の探し物探偵が紡ぐ感動のミステリー第5弾。 第一部、ここに完結!

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カクヨム
カクヨム2026/07/21
  • 現在の作品『琥珀色の記憶をほどいて ―時洲美波と還るべき場所―』