あらすじ
※本編ビューワー 縦組み推奨
◆あらすじ
道教に似た風習が根付く、中華風の異世界。
男女を超越する美貌ながら残念な性格の道士ルオと、ルオに使役される少女キョンシーのメイファが、様々な『洞』と呼ばれる共同体を訪れる。
ルオは道士をまとめる組織のトップエリートながら、ある目的を持って世界を廻っていた。
その目的は、ルオの故郷を滅ぼし、人体実験を行った凶悪な仙人を見つけること。
実験の生き残りであるルオは体の大半を失い、特殊な『符』で身体機能を補うことで生き延びていた。
肉体と代償に様々な力を発揮できるルオの仲間は、キョンシーのメイファだけ。
毒舌だが実際はルオのことを誰よりも大切に思っているメイファとルオは、互いの孤独を癒しながら敵を追い、
そこで出会う事件を解決していく。
そして様々な『洞』を巡るルオとメイファの前には、ルオたちと同じような道士&キョンシーのバディが現れる。
剣術の達人である少年道士のミリオと、家政婦キョンシーのロレッタ。
バイクを愛する女性道士のユエと、バイクから人間に変形できるバイクキョンシーのジオット。
科学者としての能力に優れる青年道士のロカと、オス猫キョンシーのグンマ。
そしてルオの師匠である最強の仙人、天仙娘々(てんせんにゃんにゃん)。
彼らと協力し、あるいは対立しながら、ルオとメイファはこの世界の『死』に反する者たちを裁く。
◆◆登場人物
◆ルオ
「たった一人で充分なんだよ、俺のキョンシーは」
ものぐさで符を持たない道士。外見は女性的だが実際の性別は謎。
正体不明の道士に滅ぼされた村の出身で、自身もそのときに重傷を負ったが、通りすがりの道士(天仙娘々)の施術により生き永らえた。
そのときDNAのイントロン配列に数千もの呪符情報が刻まれ、様々な術を使えるように。
この力により所属機関『マオシャン』から『情報真人』の二つ名を与えられている。
他、武器として貨幣を弾丸として打ち出す『銭銃』を愛用しており、故に万年金欠。
少女キョンシーのルオをバディとして使役しており、かなり依存気味で彼女が癒しのすべて。
故郷を滅ぼした道士への復讐を秘めている。
◆メイファ
「死んでいる限り、私は師父と一緒です」
ルオの専属キョンシーで、十代の少女。生前の記憶を持たず、感情は希薄である。
基本的にルオには従順で慕っているが、時折辛辣な毒舌でルオを鼓舞する。
通常のキョンシーを凌駕する力を与えられており、ルオの命によって『鬼神泰然』という全力モードを発揮することができる。
また、キョンシーでありながら少しずつ成長しており、その力はやがて――
■ユエ
「僕と君、どっちのキョンシーが上か? 今日答えを出そうじゃないか」
バイクを運転する女性道士でルオの同期。動きやすい服装を好み、棒術を好む。
また、自分の倍以上のマシンであろうと、乗り物であれば自在にコントロールできる。
武装は粗野に見えるが、メンタルは紳士的(淑女的)でクール。
メイファ曰く「王子様」で、ファンクラブを持つほどだが本人はむしろルオが気になる。
興奮すると瞳が炎のように輝き、高熱を放つ『火眼金睛』という体質。
この力により、上位機関『マオシャン』からは『月騎真人』の二つ名を与えられている。
目的は自分を捨てた父を見つけること。