あらすじ

封鎖線を車輪ひとつ越えただけで、消えない「侵入印」を負った令嬢リシェル。実家には絶縁され、頼った紋章官アルノー様の第一声は「お帰りください」でした。なのに帰る場所のない私は彼の館に置かれ、名前札のない届け物だけが続きます。近づくのは、いつも二歩手前まで。——紋章院の台帳が開かれたとき、冷たさの帳尻は一気に裏返ります。彼が黙って差し出していたものを知っても、返事は保留にいたします。ただし、二歩ぶんは私から詰めますので。

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小説を読もう2026/07/21
  • 現在の作品「お帰りください」と言った紋章官様が、役職を捨てて私の返事を待っている