あらすじ
夏休み明け初日、龍崎蒼空は重い足取りで登校していた。
学校に行きたくない理由は簡単で、クラスメイトが嫌いだからだ。
その中でも特にトラウマを植え付けてきた3人の女子が大嫌いだった。
絶望的な気分で登校した二学期初日。
蒼空を嫌っているはずの幼馴染が友好的に話しかけてきた。それだけじゃない。他のクラスメイトの様子もおかしかった。一学期と違い、信じられないくらい好意的だった。
実は夏休みにクラス全員で異世界に召喚されていた。
しかし、勇者だった蒼空は魔王と相打ちになって命を落とし、異世界で冒険した記憶を失ってしまった。
勇者になってからの蒼空はクラスの中心的存在だった。最前線で戦い続ける姿はクラスメイト全員から尊敬されており、多くの女子が勇ましいその姿に惚れていた。
その後、クラスメイトは異世界から記憶と力をそのままに戻ってきた。
記憶を失った蒼空だけが何も知らない――