あらすじ
西暦2045年。
日本の裏側で巨大な影響力を持つ“七統”の一つ、院上家。その当主・院上功行が死亡した。
遺された言葉は、わずか一文。
「私の資産は、勝者に与えられる」
莫大な金銭、土地、事業、研究記録。そして、院上家が南極の地下で秘匿してきた、既存の科学では説明できない技術――“魔法”。
その遺産を狙い、院上家の血縁者だけでなく、七統、各国の諜報機関、軍事組織までもが動き始める。
一族の相続争いとして始まった事件は、やがて次の時代の支配者を決める戦争へと変貌していく。
後に人々は、この争いをこう呼んだ。
――遺産戦争と。