あらすじ
戦国の勝敗は、戦場の外で決まっていた! 敵の家臣を寝返らせ、同盟を切り崩し、偽情報で疑心を植え付ける──「調略」こそ、百五十年の乱世を動かした真の主役である。この作品は、北条早雲から信長を経て家康にいたるまで、戦国を調略という技術の進化史として読み直す。
そしてその頂点に立つのが、家柄も所領も持たぬ百姓の子・豊臣秀吉。築城と調略でのし上がり、兵糧攻めを「城壁越しの説得」に変え、母を人質に差し出して家康を懐柔し、ついには惣無事令で戦争そのものを違法化して、ほとんど戦わずに天下を統一を果たした。
凋落とはなにか。それは敵の心に働きかけ、敵を味方に変える大戦争でなのである!