あらすじ
時計の針は深夜二時。
売れない小説家の明智が、静まり返ったプロント社の編集室で目にしたのは、名高き編集長・黒田の冷たくなった遺体だった。
死因は毒殺。
現場を荒らさないよう注意しながら警察へ通報した明智は、机の上に殴り書きされた謎のメモに目を留める。
【7、8、4、5】
これが犯人を示すダイイングメッセージなのか?容疑者は、今夜編集部を訪れていた三人の作家たち。
文字数か、名前か。
混迷を極める思考の中、明智は被害者が「文字の画数」に異常なほど敏感だったことを思い出す。
画数と持ち込み作品数――。
すべての点と線が繋がった瞬間、暗がりの入り口からパチパチと不気味な拍手の音が響き渡り――。
わずか数分で読める、緊迫の本格ショートミステリー!