あらすじ
もう関係の冷めた彼氏と出かけた先。あまりに広大な土地を舐めてかかったもうすぐ元が付きそうな彼氏・和彦により、私・コウコはすっかり車中のヤニ臭さとうまく終われない関係に疲弊していた。
途中で道を聞こうと和彦が車を止めて降りた先、私は適当に周囲の草地をふらついてみた。そうしてぬかるむ地面のその中に、得体の知れない黒い塊を見つけてしまう。
何だろうこれはと思ったのは一瞬。それが少女の “したい――死体?” だと自分の脳が認識した。倒れそうになるのを支えてくれた和彦とあたふたしている所で“したい――少女の肢体だった”——が突如、動物の咆哮にも似た叫び声を上げた――。