あらすじ
派遣エンジニアとして働いていた会社が倒産し、残高わずか数千円の極貧生活に喘ぐ青年・黒木 蓮(くろき れん)。
ダンジョンが出現し「大探索者時代」となった現代日本において、彼が手に入れた固有スキルは——【レシート発行】。
「攻撃力ゼロ、触れた対象から感熱紙が出てくるだけ」の正真正銘のハズレスキル。誰もが彼を「戦場に買い物に来た無能」とバカにした。
だが、元ITエンジニアの蓮は、その紙に印字された『内訳明細』の異常さに気づく。
そこに書かれていたのは、他人がゴミだと捨てる素材の「不純物率」「真の用途」そして「一番高く買い取ってくれる企業の連絡先」だった!
まともな剣すら買えず、自宅の防災セットにあった1,980円のバールを握りしめてダンジョンに入った蓮だったが、スキルの真価を知ってからは一変。
持ち前のエンジニア技術で市販のお掃除ロボットを「スライム自動回収機」へと改造し、自らは一歩も動かずに1日数百万円の不労所得を生み出し始める。
しかし、次に彼の前に立ちはだかったのはモンスターではなく——「現代日本の高額な税金(最高税率55%)」!
個人事業主の青色申告、マイクロ法人の設立、社宅化による節税……。
現代日本の法と税制、そして【レシート発行】を武器に、最弱の無職青年がダンジョンの富を貪り尽くす、爆速マネーメイク・ファンタジー!