あらすじ

冒険者ライルの元に舞い込んだ、少し変わった依頼。 依頼人は、恋人の浮気を調べてほしいという男だった。 しかし話を聞くうちに、ライルはある違和感に気付く。 彼女と会えるのは、冬の間だけ。 遠く離れた場所で暮らす二人は、五年間、手紙を交わしながら愛を育んできたという。 浮気を疑う理由などないほど、彼女の想いは真っ直ぐだった。 それでも男は不安だった。 近いうちに、彼女へプロポーズをするつもりだから。 調査のため、ライルは彼女が所属する劇団の公演を訪れる。 そこで出会ったのは、冬の精霊のような歌声を持つ歌姫アナ。 だが、調べれば調べるほど疑問は深まっていく。 なぜ彼女は冬にしか、この街へ戻ってこないのか。 なぜ劇団は、五年前から同じ場所で冬の公演を続けているのか。 そして、偶然出会ったアナ本人が語った言葉とは――。 これは浮気を暴く物語ではない。 離れていても相手を想う二人が、 本当に大切なものを選ぶための物語。 冬が二人を別つのか。 それとも、二人を繋ぎ続けるのか。 答えを出すのは、探偵でも冒険者でもない。 愛し合う二人自身だ。

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小説を読もう2026/07/21
  • 現在の作品冬が二人を別つまで