あらすじ
木下巡、20歳。
大学に通う、ごく普通の……ではない。
推しの尊さに叫び、踊り、感情を爆発させる、筋金入りの限界オタクだ。
そんな巡が引っ越した先は、家賃の安さだけで決めた壁の薄いアパート。
しかし、隣に住んでいたのは、仕事も容姿も完璧なエリート会社員・神代律。
巡の全力オタクライフは、初日から壁一枚向こうに筒抜けだった。
「生きてるだけで偉いですよ」
恥ずかしさで穴があったら入りたい巡とは対照的に、律はなぜかその騒がしい日常を面白がり、壁越しに、やがて玄関先で、少しずつ距離を縮めてくる。
推ししか見えていなかった毎日に現れた、もう一人「目が離せない人」。
壁をコンコンと叩く音から始まった二人の距離は、いつしか恋へと変わっていく――。
壁ドンじゃない。壁コンから始まる、限界オタク×イケメン隣人の、笑えて甘いじれキュンラブコメ。