あらすじ

王太子妃候補として、長年王宮を支えてきた侯爵令嬢エレノア。

外交会談の調整。
文官との連携。
派閥間の根回し。

本来は候補教育の一環だったはずの仕事は、いつしか彼女なしでは回らなくなっていた。

けれど王太子レオルドが公開求婚で選んだのは、愛嬌があり華やかな別の令嬢。

その瞬間、候補制度から外れたエレノアへ、隣国セレストリア王国の王子ルーファスが公の場で求婚する。

「王国が彼女を必要としないのであれば、我が国が望んでも問題ありませんね」

「君なら、これからも王宮を支えてくれるだろう」

当然のように引き留める王太子へ、エレノアは静かに答えた。

「候補制度から外れた以上、王宮へ残る理由はございません」

彼女が去ったあと、王宮は少しずつ綻び始める。

これは、失ってから価値に気づく王国と、
初めて一人の人間として正当に評価された令嬢の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/07/20
  • 現在の作品公開求婚で選ばれなかった私へ、隣国王子が求婚してきました